電話占いは嘘なのか、占い師の鑑定はインチキなのか、これは多くの人が持つ疑問でしょう。
結論だけ先に述べてしまえば、電話占い自体は嘘ではありませんが、なかには嘘つき占い師も存在します。
したがって、電話占いを利用するにあたっては、嘘つき占い師を見抜いて本物の占い師に鑑定してもらうことが重要です。
そこでこの記事では、電話占いが嘘・インチキばかりだと言われる理由、そして偽占い師の特徴と彼らの嘘を見抜く方法を解説していきます。
さらに、電話占いは嘘だと疑っている人におすすめの占術も紹介します。
この記事で紹介する占術は占い師の能力やスキルの影響を受けにくいため、純粋に占いを楽しみたい人にもおすすめです。
まずは「電話占いは非科学的だから嘘」を疑ってみる
ここで注目すべきは、こういった主張が「非科学的」と「嘘」を同じ意味で捉えていることです。
よくある表現ですが、目に見えたりデータとして表現できたりする証拠がないものは受け入れないというスタンスです。
たしかに、占いは科学的な手続きを経て実証されたものではありません。
ただし、それは「非科学的」なだけであって、必ずしも「嘘」であることを意味しはないのです。
もっと言えば、占いは現時点では「科学的」に未解明なだけであって、将来的に発見・実証される可能性はあるとも考えられます。
こう述べるとただの詭弁・言葉遊びであるかのように聞こえてしまうものの、まずはこの見方から出発する必要があります。
この見方は「占い・電話占いと嘘の関係」に対しては何にもまして重要な前提なので、この章で深く考察していきます。
たとえば心理学は「科学的」か?
さて、「科学的」というものは、もとをただせば自然科学(今日に言う物理学・化学・生物学など)において立証されているということです。
自然科学に対置されるものは人文科学(今日に言う歴史学や宗教学など)です。
ところで、心理学や精神・心の問題を扱う学問は、自然科学に含められるべきでしょうか?
それとも、人文科学に含められるべきでしょうか?
この問題はとても長い歴史を経て展開するものですが、同時に、「占いは非科学的であるから嘘なのか」という問いの1つの道筋をもたらしてくれる話でもあります。
心理学が少し科学的になるまで
人間の心や精神については、古代から近代後期にいたるまで、ずっと哲学に身を置くものとして扱われてきました(より厳密に言えば、近代終盤にいたるまで、自然科学とは哲学のなかに含まれるものでした)。
つまり、人文科学です。
しかしながら、19世紀以降には実験に基づき精神・心の原理や性質を解き明かそうとする試みが始まり、20世紀に入ってからは、それがかなり本格化し始めます。
このころに、今日の精神医学や心理カウンセリングの理論にとっても重要なかかわりを持つ「精神分析学」が始められました。
ところがこの精神分析学には、目に見えるものとして実証し難い独特な理論が含まれていました。
ジークムント・フロイト(1856~1939)
精神分析学の創始者にあたるジークムント・フロイトは『夢判断』(1900年)という著作をあらわしていて、そこでは、夢が「無意識」というものによって左右されているものであり、その人の潜在的な願望を表現していることを説きました。
今日に言う「夢占い」にも通じるものがある考え方で、深層意識の存在や深層意識と夢の関りを説く異色の理論でした。
また、現代でも心理カウンセリングの一派に理論が受け継がれているカール・グスタフ・ユングは、こうしたフロイトの理論に傾倒し多くの学びを得た後、フロイトとは別の路線を歩み「分析心理学」(ユング心理学)の確立を目指します。
カール・グスタフ・ユング(1875~1961)
医師でもあったユングは、統合失調症に関する臨床経験を基に患者の言動が過去の事件など何か重要なことを象徴する「意味あるもの」であることを発見するなど、優れた論考を遺しています。
ユングはまた、「集合的無意識」という概念を唱えており、人類が共通して受け継いでいる個を超えた無意識の存在を説いています。
それだけでなく、ユングの有名な理論に「元型」という概念があり、たとえば「すべてを受け止める大いなる母」や「理性と知恵にあふれる老いた賢者」といったイメージは集合的無意識のなかに由来するものとして人に共通するとされています。
「母なる大地」や「母なる海」というように、「なにか大きく包容力のある母性」というイメージはいつからか持っていたという人が多いのではないでしょうか。
ユングの理論には、まったく科学的だとは思えなさそうなものとともに、どこか説得力・納得感のあるものもが存在しています。
こうしたモチーフ的・寓意的・象徴的な論理は、今日でも夢占いやタロットカードに色濃くうかがえるものです。
どちらも、特定のモチーフが何か意味を持っているものであることを前提に、それらがどのような意味を持つかを紐解こうとするものだからです。
これだけ言ってしまえば、夢占いやタロット占いは精神分析学的・分析心理学的な技法とも捉えられそうです。
心理学がより現代科学的になるまで
話を心理学の歴史に戻すと、このような理論化や実証実験的試みを経て、心理学は徐々に実証的な学問へと変化していきます。
つまり、どちらかと言えば自然科学的な傾向を強めていったのです。
しかしながら、そうであっても心の問題が「目に見える実証的な世界」に手を伸ばすためには、現代医学や脳科学の発展をまたねばなりませんでした。
18世紀後半には前頭葉と性格・行動傾向の関連が考えられ始めたものの、結局はそこから約100年ほどかけて、ようやく脳・医療・精神が合流して向精神薬などが誕生するのです。
またドーパミンなど精神の緊張や興奮に関わる物質と統合失調症の関係性などは、さらにもっと後の話で1970年代半ばのことになります。
そして、MRIのように意識や精神を含む脳の働きを「目に見える」ようにする技術が発明されたのは、1990年代です。
そうであってもなお、脳と心の科学的関係には未知数の部分が多く残されています。
脳と知性または精神作用の関係が古代ギリシア人によって既に唱えられていたというのに、そこから2千と数百年経った今日においても、心と脳の関係は科学的にすべてが解き明かされているわけではありません。
今日の心理学についても、たとえば少し前に流行したアドラー心理学などは、実のところ疑似科学的な要素を伴うと批判されたこともあります。
また、最近ふたたびの流行を見せ「当たっていると大評判」のMBTI診断は、ユングの理論に基づくもので、こちらもやはり疑似科学として批判されたことがあります。
しかしながら、アドラー心理学もMBTI診断も、多くの人から支持を集めています。
ユングの心理学にいたっては、2023年に(一社)日本産業カウンセラー協会の東京支部でユング心理学の講座・研修が実施されているくらいです(日本産業カウンセラー協会 東京支部:講座・研修情報,2023年8月5日閲読.)。
さらにはユング心理学の普及と分析家養成を目指す(一社)日本ユング派分析家協会という組織が存在しており、学者や精神科医・カウンセラーを含む多くの会員を抱えています(日本ユング派分析家協会:会員名簿,2023年8月5日閲読.)。
このように、だいぶ「科学的」になった心理学についても、今日においてまだ多く議論と信頼の余地を残しているわけです。
占いだって「科学的」になるかもしれない
さて、話を「占い」と「非科学的」と「嘘」の問題に戻しましょう。
これまでざっと見てきたように、心をめぐる学問は、長らく続いた哲学的考察がメインの人文科学的ものの時代を経て、近現代に入ってから徐々に統計や観察そして実験等に基づく自然科学的ものへと歩みより始めました。
そして、その過程で多くのことが「発見」され、時に「科学的に証明」されてきました。
今日では、「心も含めてすべては脳が支配している」という意見さえ存在します。
他方、たとえば古代ギリシア人にとって、「脳こそが心の源」であることはまったくのでたらめであり、嘘としか考えられないものでした(当時は、具体的な見方であっても横隔膜や心臓などが想定されていました)。
しかしながら、人類の考察と学問・科学は絶えず進歩し、その「嘘」を「本当」へと変貌させ続けてきました。
とはいえ、世の中には、依然として「科学的に立証されてはいないが、しかし、実に確からしい」ことが多く存在しています。
そのなかに占いがあっても、良いのではないでしょうか。
占いとは、占術の細かな違いを無視してまとめてしまえば、「現世・物質的・自然的世界から霊的・精神的・超自然的へとアクセスし、超自然的な領域にある情報をすくい上げてそれを解釈すること」であると言えます。
占いが未来を予測するというのなら、たとえば哲学的な概念を借りれば「無数にある可能世界を観測し、そのなかで最も起こりそうな事の成り行きを言葉にする」だとかいった説明も可能でしょう(ここで「起こりそう」という占い師の判断を含むが故に、「占いが外れることもある」の説明がつきます)。
また占い師が幸運や好ましい状況を引き寄せる力を持つというのならば、量子力学的な概念を借りて「鑑定という測定(観測)行為を通して波動関数を任意の点に収縮させ、現実を決定させる」という話になるでしょうか(この場合、そうした占い師の施術が外れることはあってはならないでしょう)。
ただ、どちらも学術的説明を転用したにすぎず、疑似科学的な領分を出るものではありませんよね。
他方で、フロイトやユングが残した「無意識」「集合的無意識」の理論や、その他もっとオカルティックな理論を使えば、そうした「アクセス」の問題は説明可能です。
ただ、科学的実証の手立てがないだけなのです。
しかしながら、素粒子という原子以上に小さな物質の構成要素を観測できるようにした人類は、やがて精神的なパス(通り道)やそこにおける何かの行き交い(たとえば、アストラル界との交信など)も観測できるようになるかもしれないのです。
もっと踏み込めば、たとえ電話越しであろうとそのパスがつながることも観測され、電話占いに科学的根拠が認められるようになるかもしれません。
ただし、精神の問題を解明するためには、この章で見てきたようにきわめて長い時間がかかります。
だからこそ、こう言うことができるでしょう。
占いの鑑定が精神のエネルギーに関連するものであるならば、それは科学的事象の1つであり、いつかは「科学的」に解明・立証される可能性があるのです。
「非科学的」以外の電話占いは嘘だと言われる理由
電話占いは嘘やインチキばかりだと感じる人がいる一方で、多くの人が電話占いの助けを借りて人生をポジティブに送っています。
ところで、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。
その背景の大部分は「電話占いどころか占い一般が非科学的であるから」というものでしょう。
しかしながら、科学と占いの関係については、前章で詳しく見てきた通り、占い自体が非科学的なものだとは言い難いのです。
では、多くの人びとが大きく譲歩して占いの非科学性を棚上げしてくれたとして、ほかに「電話占いは嘘・イカサマだ」と言われる理由は何なのでしょうか?
そうすることで、電話占いを取り巻く状況や疑念の背景をうかがい知ることができます。
あなた自身に当てはまるものがないかもチェックしながら読み進めてみてください。
初めての電話占いが当たらなかったから
たとえば、初めて電話占いを利用したときの鑑定結果が全く当たらなかったとします。
このような体験は、電話占い業界全体への不信感につながる場合があります。
特に、もともと電話占いに対して先入観を持っていたり、懐疑的だったりすると、「ほら、やっぱりね!」と不信感が確信に変わってしまうこともあるでしょう。
しかし、電話占いが当たるかどうかは、占い師の技量や使用する占術、利用者の状態、特に占い師との相性など、さまざまな要素に影響されます。
また、占いの結果は、必ずしも直接的な出来事を予告するものではなく、象徴的なメッセージであることも多いです。
占い結果が文字通りに当たらなかったとしても、その視点やアドバイスが自己成長や決断を助けることもあるでしょう。
そのため、1度の結果だけで、電話占いの精度や、その価値を決定づけてしまうのではやや早計でしょう。
悪い鑑定結果を嘘だと信じたいから
人間の心理は複雑で、自分にとって都合の悪い情報は無視したり、認めなかったりする傾向があります。
これは心理学的に「認知的不協和」と呼ばれる現象で、自分の持つ信念や行動と情報が一致しないときに起こるものです。
たとえば、ある人が恋愛について占いをし、結果が「現在のパートナーとは別れることになる」というものだったとします。
この結果が望まないものである場合、その人は占いの結果を受け入れるのを拒否し、結果を嘘だと決めつける可能性があります。
しかし、占いの結果はあくまで可能性を示すものであり、必ずしも絶対的な未来を予測するものではありません。
自身の行動や選択によって、未来は変えられるという考え方が占いの中にはあります。
このように、「電話占いは嘘だ」と言われる理由として、好ましくない鑑定結果を嘘だと信じたい心理的な反応が働いていることがあります。
当たったか当たらなかったかの受け取り方が人それぞれだから
電話占いは、具体的な出来事を予測するだけでなく、利用者の感情や人間関係、過去や未来、キャリアなど広い範囲にわたるアドバイスを提供します。
そのため、鑑定結果が必ずしもそのまま実現するとは限らず、象徴的なメッセージであることも多いです。
メッセージが象徴的なものであれば、同じ結果を受け取っても、その解釈や受け取り方は人それぞれです。
一部の人は自分にとって都合の良い形に解釈し、「当たった」と感じるかもしれません。
一方で、文字通りの解釈をし、「当たらなかった」と感じる人もいるでしょう。
このように、電話占いの結果が現実と異なる場合でも、「占いが当たらなかった」「電話占いは嘘」とは必ずしも言えないのです。
偽占い師の特徴は?占いの嘘を見抜く方法
電話占いの中には、信頼できる真の占い師もいれば、嘘つきの偽占い師も存在します。
しかし、偽占い師の特徴を理解し、その手口を見抜くことで、本物の占い師を見つけることができます。
この章では、偽占い師の特徴とその見抜き方について解説します。
鑑定前の聞き取りが多い
たとえば、「最近、悩みはありますか?」や「あなたは他人から評価されることに敏感ですね?」などと質問を重ねる占い師がいます。
これは、あなたから情報を引き出し、それをもとに鑑定を行うためかもしれません。
これは「コールドリーディング」と呼ばれる手法で、主に心理カウンセリングなどの場で活用されます。
また、本物の占い師であっても、相談者がうまく言葉にできていない気持ちや願いを探り当てるため活用することもあります。
そのため、コールドリーディングというテクニック自体が否定されるものではありません。
しかし、これを悪用し、あたかも能力があるように嘘をつく占い師がいるということです。
このような手法を使う偽占い師は、あたかもあなたについて深く知っているかのように見せかけることで、自身の信頼性を高めようとします。
曖昧な表現や一般論が多い
たとえば、「あなたは人付き合いが得意な一方で、深く人を信じるのが難しい」や「あなたは努力家だが、自分に自信を持つことが難しい」といった表現は、誰にでも当てはまる可能性が高いです。
これは「バーナム効果」と呼ばれる手法です。
占い師がこのような一般論を述べることで、あなたは「それは私に当てはまる」と感じ、占い師の能力を過大評価してしまう可能性があります。
しかし、真の占い師は具体的な鑑定結果をもとに、相談者ごとの事情に対するアドバイスを行います。
鑑定結果やアドバイスが、曖昧な表現や一般論ばかりであると感じた場合、偽占い師の可能性を疑った方がよいかもしれません。
1回の鑑定内で矛盾が多い
たとえば、「あなたは今年、恋人ができるでしょう」と最初に言われ、その後、「しかし、今年は恋愛運が低下しているので注意が必要です」と言われた場合、これは明らかな矛盾です。
このような矛盾は、占い師に真実が視えていない、占い師があなたの運命を読み解く能力を持っていないといったことを証明しています。
真実の占い師は、あなたの現状や将来を見据え、一貫性のあるアドバイスを提供します。
これは、占い師の能力だけでなく、占術への精通度合いにも起因します。
占術の精神を理解し、技術を習得していれば、鑑定結果に矛盾が生じるようなことはありません。
そのため、鑑定の内容に一貫性がない場合は、その占い師を信用するのは避けた方がよいでしょう。
鑑定結果が良いことばかりで参考にならない
アゲ鑑定をする占い師は、相談者を満足させるためだけに、現実から遠い、楽観的な結果を提供します。
たとえば、「あなたの恋愛運は上昇中で、素敵な人との出会いが待っています」や「あなたの仕事運は絶好調で、昇進のチャンスが近づいています」など、すべてが順調な結果ばかりを告げられることがあります。
しかし、これらの結果は現実を反映していないかもしれないと疑った方がよいでしょう。
真の占い師は、必ずしも良い結果だけを提供するのではなく、困難や試練についても正直に伝えてくれます。
その上で、それらの困難にどのように向き合い、乗り越えるべきかについての具体的なアドバイスを提供します。
そうしなければ、相談者の人生をより良くするためのサポートすることができないからです。
なお、アゲ鑑定にハマってしまうと、耳ざわりの良い言葉に気分が良くなり、その快感を求めて何度も占いを受けるという依存状態になってしまうかもしれないため注意が必要です。
鑑定結果が悪いことばかりで不安を煽られる
たとえば、「あなたは近いうちに大きな問題に直面するでしょう」や「あなたの家族に病気が出るかもしれません」といった不安を煽る結果を告げられることがあります。
もちろん、これらは真に危険を知らせる鑑定結果である場合が多いため、決して軽視はできません。
しかし、なかにはそういった心理を悪用し、「また1週間後に鑑定を受けてください」などと再鑑定を促す偽占い師もいることは知っておいてください。
真の占い師は、あなたに不安を与えることなく、問題や困難について親身にアドバイスをしてくれます。
再鑑定を促すようなことはなく、中長期的な具体的なアドバイスをもって、あなたが困難を乗り越えることを支援してくれるものです。
口コミや評判が著しく悪い
たとえば、「鑑定結果がまったく当たらなかった」「占い師の態度が悪かった」「鑑定時間を引き延ばされたように思う」などの口コミが多い占い師は注意が必要です。
特に、電話占いでは信頼できる占い師を見つけるために、口コミや評判が重要な手がかりとなります。
真の占い師の口コミや評判は一般的によいもので、その鑑定の質と結果を反映しています。
鑑定を受けた利用者も、真の占い師から得た洞察や助言に感謝しており、その結果として高い評価をしています。
ただし一方で、電話占い業界に限りませんが、口コミには、嘘、サクラのコメント、自作自演が混ざっているとも考えておきましょう。
もちろん、中には、あなたと同じように電話占いを純粋に楽しんでいる人の口コミもあります。
しかし、電話占いサービスの運営者や占い師自身が、自分に鑑定申し込みをしてもらえるような、都合の良いコメントをしている可能性も疑っておいて損はないでしょう。
電話占いは嘘と疑っている人におすすめの占術
電話占いは嘘ではないかと疑いつつも、利用してみたいという気持ちがおさまらない人もいるでしょう。
そういった人が電話占いを利用するのであれば、まずは、具体性と客観性を持つ占術をおすすめします。
この章では、具体的な結果をもたらし、結果の解釈が一定になる場合が多い占術を紹介します。
電話占いは嘘と疑っている人におすすめの占術
電話占いは嘘と疑念を抱いている人には、具体的なデータに基づく占術が特におすすめです。
代表例として挙げられるのが、西洋占星術や四柱推命(しちゅうすいめい)です。
これらの占術は、生年月日や出生時間などの明確な情報をもとに、鑑定結果を導き出します。
これらの占術は占い師の主観が入りにくく、客観的なデータに基づいて鑑定を行います。
ある種定式化された部分が多い占術であるため、結果が偏ることが少なく、懐疑的な人でも納得しやすい結果を得ることができるでしょう。
また、これらの占術は生まれ持った運命や運勢の流れを読み解くため、人生の大きな流れや方向性についての鑑定が得意です。
したがって、「電話占いは嘘と疑っている自分や、人生の流れについて深く知りたい」と思っている人にとっても、占星術や四柱推命は有用であると言えます。
とはいえ、これらの占術も完全に正確な未来を予測するものではありません。未来は常に自分自身の選択と行動によって変わるものです。
占いはそのひとつの道しるべであり、未来の可能性を示すものと考えることができれば、よりオープンな気持ちで電話占いを楽しむことができるでしょう。
電話占いは嘘と疑っている人におすすめしない占術
一方で、電話占いを疑っている方には、一部の占術を避けることをおすすめします。
特に、個々の占い師の解釈に大きく依存する占術は、結果が一貫しない場合が多く、信頼性を感じにくいかもしれません。
その代表例として挙げられるのが、霊感占いやスピリチュアルです。
霊感占いは占い師が相談者のエネルギーやオーラを感じ取ることで鑑定を行う占術で、占い師の感性や直感が大きく関わります。
また、占い師との深い信頼関係が必要な占術でもあるため、電話占いは嘘ではないかと懐疑的な人にはおすすめしません。
電話占いは嘘と感じている人からよくある質問
この章では、電話占いは嘘ではないかと感じている人から寄せられる質問と、それに対する回答をまとめています。
電話占いに嘘はありませんか?当たらないことが多いのですが……
まず、ほとんどの電話占いや占い師に嘘はありません。
しかし、残念ながら不誠実な占い師も存在します。
偽占い師には似た特徴があるため、これらの特徴を感じたら別の占い師を探した方が無難と言えます。
占いの嘘を見抜く方法については、この記事の「偽占い師の特徴は?占いの嘘を見抜く方法」で紹介しています。
占い師の表現が曖昧で、具体的なことを言わないのですが、これは嘘をついているのでしょうか?
占い師が曖昧な表現を多用する場合、それは的中率を上げるための手法かもしれません。
「あなたは人付き合いが得意な一方で、深く人を信じるのが難しい」といった誰にでも当てはまりそうな表現を用いて、「それは私に当てはまる」と感じさせる「バーナム効果」というテクニックです。
このほかにも、コールドリーティング、ホットリーディング、確証バイアスなどの心理テクニックを用いる占い師もいるため、これらの手法についてある程度の知識を持っておくことをおすすめします。
電話占いの結果が悪すぎるのですが、これは占い師が私を不安にさせるためでしょうか?
悪い鑑定結果ばかりを伝え、あなたの不安を煽るような偽占い師もいます。
これは、相談者を不安にさせ、何度も繰り返し鑑定を受けさせ、依存させることを目的としています。
非常に悪質な行為ですので、不安を煽られているように感じた場合、別の占い師を探すことを強くおすすめします。
この記事のまとめ
結論として、電話占いが嘘だと言われる理由はさまざまです。
占い自体を否定する考え方、初めての占いが当たらなかった経験、悪い鑑定結果を嘘だと信じたい心理、当たったか当たらなかったかの受け取り方が人それぞれであること、などが挙げられます。
一方で、確かに、すべての占い師が本物であるとは言えないのも事実です。
偽占い師を見抜くためには、偽占い師独特の特徴を理解し、自己防衛することが重要と言えます。
偽占い師を見抜く方法は、この記事の「偽占い師の特徴は?占いの嘘を見抜く方法」で紹介していますので、不安な人はもう1度目を通しておきましょう。
なお、電話占いが真実であろうが嘘であろうが、あるいは、占い師が本物であろうが偽物であろうが、大切なのは、占いに依存しないことです。
占いはあくまで未来のひとつの可能性を示すものであり、それにどう対応するかは自分次第です。
占い師の言うことを盲信するのではなく、自身の生活や行動にどう活かすかを考えることが大切です。