電話占いは心の支えや人生の指南となる、年代や性別を問わず利用できるサービスです。
しかし、利用の仕方を間違えるとブラックリストに名前が載り、電話占いを利用できなくなってしまうかもしれません。
この記事では、電話占い業界におけるブラックリストの存在、ブラックリスト入りしてしまう条件、ブラックリスト入りしないための対策を解説します。
なお、条件や対策に難しいことはありません。
一般的なルールやマナーを守っていればブラックリストに名前が載ることはないため、気楽に読み進めてください。
電話占いにブラックリストは存在する?
電話占いの世界では、利用者のトラブルを避けるため、一部の利用者がブラックリストに掲載されることがあります。では、どのようなブラックリストが存在するのでしょうか。
この章では、「電話占いサイトごとのブラックリスト」「電話占い業界全体のブラックリスト」に分けて考察していきます。
電話占いサイトごとのブラックリストは存在する
ブラックリストとは、主に未払い者や問題行動を繰り返す利用者を把握するためのもので、ブラックリストに名前が載るとそのサイトでのサービス利用が困難になります。
電話占いサイト側からすれば、ブラックリストは、電話占いサイトが全ての利用者に対して良質なサービスを提供するための措置であり、一部の利用者による問題行動を未然に防ぐためのものです。
電話占いサイトごとにブラックリストの運用基準は異なりますが、「運用基準=利用規約」と考えましょう。
利用規約に目を通しておくことでブラックリスト入りを回避することができます。
電話占い業界内で共有されているブラックリストも存在すると考えた方がよい
業界内でブラックリスト(信用情報)が共有されることは珍しくありません。
たとえば、クレジットカード申し込みの審査には、CIC・JICCといった信用情報機関が保有しているブラックリストが活用されていることは有名です。
また日本〇〇〇業協会といったような業界団体が存在し、主要企業同士が交流・意見交換を行うことも多くあります。
では、電話占い業界ではどうかというと、特定の信用情報機関や業界団体があるわけではありません。
そのため、共通ブラックリストの存在は基本的に考えられないと言えます。
しかし、「意図的に業務妨害を繰り返している人」のように電話占いサイトの財産を脅かす可能性がある極端なケースでは共有されていると考えた方がよいでしょう。
「個人情報の共有は違法じゃないの?」と考える人がいるかもしれませんが、そうとは言えません。
個人情報の保護に関する法律では、「人(法人)の財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるときは個人情報の取り扱い範囲を緩和する」旨が定めれています(個人情報の保護に関する法律第18条第3項第2号)。
つまり、業界内で情報が共有されていても必ずしも違法とは言えず、むしろそれが適切な運用であるということです。
利用者としては、ひとつの電話占いサイトで大きな問題を起こせば、ほかの電話占いサイトの利用も難しくなる可能性が高いと捉えておくべきです。
電話占いでブラックリスト入りしてしまう条件は?
それでは、電話占いでブラックリストに掲載される具体的な条件について見ていきましょう。
主な原因は、「料金の未払い(滞納)」と「迷惑行為」、そして「その他の利用規約違反」です。
料金の未払い(滞納)
電話占いサイトは、占い師への報酬を確保するため、また他の利用者に対して公平なサービスを提供するためにも、未払いや滞納を厳しく取り締まっています。
そもそも、電話占い事業は鑑定対価(利用料金)で成り立っているため、利用者の料金未払いや滞納は、電話占いサイトにとって致命的な違反となります。
また、「支払期日に何日遅れたらブラックリストに載りますか?」という質問を受けることがありますが、電話占いサイトによって異なります。
一般的な信用情報の事例をもとにするなら、「1回だけ1~3日遅れた」程度であればブラックリスト入りはしないでしょう(滞納履歴は残ります)。
しかし、60日を超えるような滞納をすればブラックリストに載る可能性はかなり高いと言えるでしょう。
未払いにはさまざまな原因がありますが、サービス提供者に損害を与える行為であることに変わりはありません。
計画的な利用を心がけましょう。
迷惑行為
迷惑行為には、占い師に対する過度に無礼な言動、嫌がらせ、過剰な要求などが含まれます。
電話占いのサービスにとっては利用者と占い師の信頼関係が成り立つことがとても大切であり、その信頼関係を損なうような行為は厳しく禁じられています。
迷惑行為を繰り返すと、占い師や他の利用者に対する配慮が欠けた行為と見なされ、ブラックリスト入りの原因となります。
また、占い師やスタッフに対する嫌がらせやストーキング行為は、法的な問題にもつながるため、特に厳重に対処されます。
その他の利用規約違反
その他の利用規約違反には、虚偽の個人情報登録、不正な手段によるポイントの取得、不適切な口コミの投稿などが含まれます。
各電話占いサイトは独自の利用規約を設けており、その規約を遵守することが求められます。
利用規約違反は、サービスの公正性や信頼性を損なうため、ブラックリスト入りにつながることがあります。
この章では、電話占いでブラックリスト入りしてしまう条件を解説してきました。
結局のところ、「利用規約に違反すればブラックリストに名前が載る」ということです。
料金を支払わなければならない旨や、迷惑行為をしてはいけない旨も、当然利用規約に定められています。
その他の違反行についても、「利用規約を読んでいなかったから知らなかった」は通りません。
利用規約に目を通し理解することは、最低限のルールと心得ましょう。
電話占いのブラックリストから自分の情報を消す方法はある?
突然電話占いを利用できなくなったなど、自分がブラックリストに載ってしまったと感じた場合、最初にするべきことは、その電話占いサイトのカスタマーサポートに連絡することです。
自身がなぜブラックリストに載せられたのか、理由を尋ね、自分の状況を説明します。
その上で、可能であれば自身の行為を改め、再びサービスを利用できるようになるための対策を講じましょう。
ただし、利用が停止された理由を教えてもらえるケースは少ないです。
「理由は開示できません」の一点張りで、状況が好転しないことは覚悟して臨みましょう。
このように、ブラックリストからの解除は一般的に難しく、特に料金未払いや滞納の場合、未払い分の支払いを行ったとしても、すぐにはサービスの利用が再開できないことが多いです。
各電話占いサイトは、未払いや迷惑行為を行った利用者に対する再発防止の観点から、ブラックリストからの削除を慎重に判断しています。
電話占いで料金未払いや滞納が発生してしまう理由は?
ブラックリスト入りの主な原因である料金未払いや滞納がなぜ発生してしまうのか、その理由を紹介します。
理由の多くは利用者の誤解や不注意によるものです。
言い換えると、利用者が気を付けるだけで、未払いや滞納は回避することができるということです。
無料で利用したつもりが料金が発生していたから
料金の未払いや滞納が起こってしまうよくある理由の1つ目は、無料で利用したつもりが実は料金が発生していたというものです。
多くの電話占いサイトでは、新規登録時やキャンペーン期間中に無料で鑑定を受けることができるサービスを提供しています。
しかし、無料鑑定時間を超えた場合や、無料対象外の占い師に鑑定してもらった場合など、利用者の勘違いによって料金が発生してしまうことがあります。
これらを無料と誤解し、後日届く督促状(料金滞納のお知らせ)に驚くといったケースは少なくありません。
下記の表は、左側にあるような方法で「無料特典分で収まる」と考えていた利用者が、実は右側に記されたような仕方で有料料金が発生してしまっていたケースをまとめたものです。
特に初回キャンペーンの利用で多いミスなので、十分に注意しながら利用しましょう。
支払期日を忘れてしまったから
電話占いの料金未払いが起きる2つ目の理由は、支払期日を忘れてしまうというものです。
電話占いサイトには、先払い制度と後払い制度があります。
後払い制度で電話占いを利用したが、その後、ついつい支払いを忘れてしまう人がいます。
こうした支払い忘れは特に、銀行振込やコンビニ払いのようなデジタルで完結しない支払い方法でよく起こります。
自分が忘れっぽい性格だと思っている人は、クレジットカード払いやインターネットバンキングなど、できればスマートフォンで完結する支払方法を選ぶのがおすすめです。
また、電話占いの支払期限は「利用した日から3日~7日以内」が多く、支払い猶予期間が比較的短いため、利用したらすぐに支払うくらいの心構えが好ましいでしょう。
鑑定内容に満足できなかったから
電話占いで料金未払いを起こす人に見られる3つ目の理由は、鑑定内容に満足できなかったからというものです。
占い師の鑑定結果に納得できなかったり、期待していた結果と異なる回答を得た場合、それに対する反発感から支払いを避けてしまう人がいます。
しかし、これはサービスの提供に対する対価を払わない不適切な行為であり、ブラックリスト入りの原因となります。
電話占いの役務(仕事・サービス内容)は「電話による占いの提供」です。
支払いたくない気持ちは分かりますが、当たる当たらないは支払いの要否に関係ありません。
当たり前のことながら、自ら進んで依頼した役務の提供に対して対価を払わないのは、言語道断の行いです。
電話占いを利用したら、鑑定結果の善し悪しやサービス品質に関わらず、既定通りの料金を支払いましょう。
その上で、もし占い師の態度や鑑定品質にどうしても我慢ならない思いがある場合には、無言で滞納せず電話占いサイト自体のカスタマーサポート等に問い合わせて対応を求めましょう。
料金滞納後の支払い方法が分からなかったから
電話占いで料金未払いが起こる4つ目のよくある理由は、滞納後の支払い方法が分からなかったからというものです。
支払期限を過ぎてしまった場合、当初の支払い方法が利用できなくなることがあります。
その結果として、どうやって支払えばよいかが分からずにそのまま放置してしまう人がいます。
気まずい気持ちも分かりますが、問題の先延ばしは、ブラックリストに載るのを待つだけの行為です。
また、年率14.6%など安くない延滞料が加算されていくため、良いことはひとつもありません。
料金を滞納してその後の対処法がわからないときには、なるべく早くに電話占いサイトへ連絡しましょう。
電話占いで料金未払いや滞納を発生させないためには?
では、電話占いで料金未払いや滞納を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。
前の章で紹介した「未払いや滞納が発生してしまう理由」に関連するものも含めて、おすすめの対策を解説します。
- 予算と鑑定料金から鑑定時間の目安を決めておく
- 先払いで料金を支払う
- 支払方法が自分に合っている電話占いを選ぶ
予算と鑑定料金から鑑定時間の目安を決めておく
電話占いでは、「ついつい長電話してしまった……」と鑑定時間の管理を少し怠っただけで、予算を数千円オーバーしてしまうことは珍しくありません。
特に初めて電話占いを利用する場合、自分がどの程度の時間を必要とするのかわからないため、そもそも予算が多かったなど大きな誤差が生じてしまうこともあるでしょう。
自分の必要鑑定時間を把握できていないうちは、予算を少なめに設定し、徐々に予算を増やしていく調整方法がおすすめです。
先払いで料金を支払う
電話占いサイトには、先払い制度と後払い制度がありますが、先払い制度を利用するという対策もあります。
なかでも、「先払いした金額」や「事前購入したポイント」をすべて消費した時点で通話(鑑定)が強制的に終了する電話占いサイトがおすすめです。
問答無用で終了するため、事後精算をする必要がありません。
他方、通話が強制的に終了されず、自動延長される電話占いサイトもあります。
このような場合、延長分の料金を支払う必要があるため、先払い制度を選択するメリットは少ないと言えます。
支払方法が自分に合っている電話占いを選ぶ
電話占いサイトには、さまざまな支払方法があります。
具体的には、クレジットカード決済、キャリア決済、電子マネー決済、コンビニ払い、銀行振込などです。
ヴェルニとみんなの電話占いは、どちらも比較的大手ですが、決済方法ひとつとっても多くの差があります(下表)。
決済方法 | 電話占いヴェルニ | みんなの電話占い |
---|---|---|
銀行振込 | ||
クレジットカード払い | ||
キャリア決済 | docomo・au・SoftBank | |
電子マネー | 楽天Pay・au PAYなど | |
(鑑定通話料) | フリーダイヤル | アプリ利用 |
※2023年7月10日時点
最近ではキャリア決済や電子マネー決済を利用できる電話占いサイトも増えてきましたが、その種類はまだ豊富とは言えません。
なかには、クレジットカード払いにすら対応していないサービスもあるため、自分の都合がよい支払い方法に対応しているかは事前に確認しましょう。
電話占いのブラックリストについてよくある質問
ここでは、電話占いのブラックリストについてよくある質問とその回答を紹介します。
電話占いでブラックリスト入りを防ぐためにはどうすればいいですか?
まず最初に、電話占いサイトの利用規約をしっかりと読み、理解することが大切です。
また、利用料金の未払い・滞納や遅延、占い師に対する迷惑行為などは、ブラックリスト入りの主な原因となります。
これらを避け、料金の支払いは期日までに行う、占い師とのコミュニケーションは礼儀正しく行うなどの基本的な行動を心がけることが、ブラックリスト入りを防ぐコツです。
ブラックリスト入りしてしまう条件に付いては、この記事の「電話占いでブラックリスト入りしてしまう条件は?」で解説しています。
電話占いのブラックリストに載ってしまうと、他の占いサイトでも利用できなくなるのでしょうか?
電話占いサイトはそれぞれ独立した運営を行っていますので、ひとつのサイトで問題があったからといって、他のすべてのサイトで利用できなくなるとは限りません。
しかし、「利用料金を滞納している人」や「意図的に業務妨害を繰り返している人」など、どの電話占いサイトからも嫌がられるような人の情報は共有されていると考えておいた方がよいでしょう。
詳しくは、この記事の「電話占い業界内で共有されているブラックリストも存在すると考えた方がよい」で解説しています。
電話占いでブラックリストに載ると一生利用できなくなるのでしょうか?
電話占いサイトのポリシーや個々のケースによります。
一部のサイトでは、特定の期間が経過した後、あるいは適切な措置が取られた場合、ブラックリストから除外され、再びサービスを利用できるようになることがあります。
そのため、ブラックリスト入りした場合は、該当の電話占いサイトに問い合わせ、どのように対応すれば良いか確認することをおすすめします。
ただし、利用が停止された理由を教えてもらえるケースは少ないです。
「理由は開示できません」の一点張りで、状況が好転しないことは覚悟して臨みましょう。
電話占いサイトは料金滞納者にどんな対応をしますか?
一般的な対応の流れとしては、まず初めに滞納者への通知が行われます。
これはメールや電話といった手段で、料金未納の旨が通知されます。
その後、通知に対して未払いが続く場合、当然のことながらサービスの利用が制限されることがあります。
さらには、電話占いのブラックリストに登録されることもあります。
ブラックリストに登録されると、そのサイトだけでなく、場合によっては他の電話占いサービスの利用も制限される可能性があるため、注意が必要です。
利用者には、当初の通知を無視せず、その時点で適切な対応を取ることが求められます。
料金滞納が発生した場合は、早急に対応することをおすすめします。
この記事のまとめ
ブラックリスト入りの原因となる行為や、その対策について理解することは、電話占いを安心して利用するために重要です。
また、料金未払いや滞納が生じないように、事前の準備や確認が必要です。
特に、自分に合った電話占いサイトを選び、自己管理を行うことで、快適に電話占いを利用することが可能になります。
なお、、料金を滞納してしまったからといって、必ずしもブラックリストに載るわけではありません。
多くの電話占いサイトでは、未払いがあった場合でも一定期間以内に支払いを完了すれば、引き続きサービスを利用することが可能です。
しかし、再三の未払いや長期間の滞納があれば、サービス利用が制限される可能性が高いため、いかなるケースにおいても早めの対応が重要です。